第二新卒の転職活動は退職して行うのではなく、働きながらすべきです。
しかし、働きながらだと、転職活動に時間を割来にくいという事情があります。
そこで、おすすめなのがスカウト型転職サイトです。
プロフィールを登録しておいて、企業からスカウト(逆求人)が来るのを待つだけです。
今回の記事では、第二新卒におすすめのスカウト型転職サイトを解説したので参考にしてください。
第二新卒向けスカウト型転職サイト8選
第二新卒におすすめのスカウト型転職サイトを紹介します。
リクナビNEXT オファー機能・ワイドオファー
リクナビNEXTは特集を組むほど第二新卒の求人が多い転職サイトです。実際に「第二新卒」で求人検索してみると、208,799件(2024年9月28日時点)もあります。
そのオファー機能なので、第二新卒を求める企業も多く、転職を考えている人におすすめです。
また、ワイドオファーを利用すれば、リクナビNEXTだけでなくリクルートの採用管理サービスを利用している企業やIndeedPLUSに参画している企業からのスカウトを受け取ることもできます。
より多くのチャンスを求めるのであれば活用してみましょう。
ミライの職場オファー
ブラッシュアップ・ジャパン運営の20代の転職相談所に付随したスカウト型転職サービスがミライの職場オファーです。
対象は20代でなので、経験の浅い第二新卒でも利用できます。
パラレルワーク、リモートワークなど自分らしい働き方を登録すると、マッチした企業があればキャリアサポーターがマッチングオファーで知らせてくれます。
それだけでなく、転職支援もあるため、選考対策の相談もしやすいです。
リクルートエージェントスカウトサービス
リクルートエージェントに登録すると利用できるスカウトサービスで、リクナビNEXTと同様に第二新卒に興味を持っている企業が多いです。
専用フォーマットの履歴書を匿名公開することで興味を持った企業からスカウトが来るため、通常応募よりも書類選考通過の可能性が約3倍になるのが特徴です。
場合によっては、面接確約オファーが来ることもあるので、利用した方がチャンスが増えます。
ミイダス
ミイダスはパーソルグループのスカウト型転職サイトです。
登録プロフィールの職務経験だけでなく、可能性診断の1つであるコンピテンシー診断の結果も踏まえた上でスカウトをするか決定しています。
特に、強みや行動特性、向いている仕事など見ているので、ポテンシャル層の第二新卒にとってミイダスはおすすめです。
他にも、市場価値診断に回答していくと、スカウト数や想定年収を知ることができるので、とても参考になります。
マイナビジョブ20’sスカウト
マイナビグループには複数のスカウトサービスがありますが、中でも第二新卒におすすめなのがマイナビジョブ20’sスカウトです。
第二新卒向けはマイナビ転職のスカウト機能もありますが、マイナビジョブ20’sスカウトの方が他のエージェントやヘッドハンターがいないので、よりマッチした情報が得られます。
登録したプロフィール次第では、書類選考免除や一次面接免除といった特典付きのスカウトが来ることもあります。
キャリアドバイザーに相談しながら転職活動もできるので、心強いです。
Re就活 スカウトサービス
20代に特化しているRe就活のスカウトサービスは第二新卒におすすめです。
求人検索してみると、既卒・社会人未経験や第二新卒などの未経験歓迎の求人が多く、ポテンシャルを見てくれる企業が多いことが分かります。
スカウトサービスも同様で、匿名公開した履歴書を見て、企業が興味を持つとスカウトを送ってきます。
書類選考免除などの特典もあるので、上手にアピールしてスカウトが来るのを待ちましょう。
タレントスクエア
タレントスクエアは20代・30代に特化したスカウト型転職サイトで、第二新卒も利用できます。
無料の転職可能性診断では、高年収難関企業、ホワイト企業、外資系・グローバル企業など人気企業100社への転職可能性を診断してくれます。
第二新卒が転職をすべきか否か、自分の立ち位置を把握するのに役立ちます。
その他、1分で回答できる適職診断もあり、今の仕事が合っているのかわからない、自分の強みや性格を見直したい人におすすめです。
キャリオク
ソフトバンクヒューマンキャピタルが運営するオークション併用のスカウト型転職サイトです。
キャリアシートを登録すると、興味を持った企業から面接依頼のスカウトが届きます。
オークションを実施すると、求職者に興味を持った企業から年収提示付きのスカウトが届くため、市場価値を知ることができ、今後のキャリアプランの練り直しに役立ちます。
20代の利用が約43%あり、第二新卒にもおすすめです。
第二新卒向けスカウト型転職サイトを選ぶポイント
第二新卒向けスカウト型転職サイトを選ぶためには、以下のポイントを重視しましょう。
転職サポートが付いているところも選ぶ
第二新卒はキャリアが浅いので、職務経験を上手くアピールできない人もいます。
転職サポートが付いているスカウト型転職サイトを利用すれば、企業の興味を引くプロフィールを作成できたり、選考が進展した際の対策アドバイスも貰えるのでお得です。
特に、運営元が第二新卒に強い転職エージェントであれば、実績に基づいたアドバイスが期待できるので心強いです。
第二新卒・20代特化型だけでなく総合型も併用する
第二新卒や20代向けに特化したスカウト型転職サイトだけを利用すれば良いと思うかもしれませんが、総合型も併用すべきです。
特化型は第二新卒や20代向けの求人なのでマッチ度が高いですが、数は限られる場合があるからです。
総合型は求人数が多いぶんマッチ度が薄れると思いがちですが、大手のスカウト型転職サイトだとそれなりの求人数になるため、スカウト(逆求人)される機会の拡大に繋がります。
評判の良さ
評判が良くないよりも良いスカウト型転職サイトであるに越したことはありません。
あくまでも参考ではありますが、サイトの特徴や利用上の注意点などが分かるので、登録する前に確認しておくと良いでしょう。
第二新卒がスカウト型転職サイトを使うメリット
第二新卒がスカウト型転職サイトを利用するメリットを解説します。
第二新卒にマッチした求人が来やすい
求職者のプロフィールと企業の求める条件をすり合わせた上でのスカウト(逆求人)なので、第二新卒にマッチした求人が来やすいです。
特に、第二新卒や20代に特化しているスカウト型転職サイトは利用している企業が第二新卒を求めているので、よりその傾向が高まります。
非公開求人を知ることができる
一部のサイトではスカウト型転職サイトを利用している企業の例が示されていることもあるので、事前に求人が分かることもあります。
しかし、一般的にはスカウトが来てから企業名が分かる仕組みなので、非公開求人が多いです。(他のサイトで公募している可能性はあり)
求人を公開している転職サイトにはない第二新卒の求人があるかもしれないので、登録しておくと良いでしょう。
自分から求人を探しに行く必要がない
スカウトが来るという仕組み上、自分から求人を探しに行く必要がありません。
プロフィールを登録して待つだけなので、転職を急いでいない第二新卒に合っています。
可能性を広げられる
自分の希望とは違う業界・職種のスカウトが来ることもあります。
全く眼中にない人にとってはスパムメールと同じですが、見方を変えれば自分が活躍できる分野が他にもあることを知ることができます。
書類選考免除のスカウトが届くこともある
スカウトの中には特典として書類選考が免除になっているものもあります。
キャリアが浅い第二新卒の中には面接の機会が得られない人もいるので、チャンスが増えることになります。
第二新卒がスカウト型転職サイトを使うデメリット
第二新卒がスカウト型転職サイトを利用するデメリットを解説します。
スパムメールで溢れることがある
通常の転職サイトのスカウト機能を利用する場合に起こりやすいケースですが、スパムメールで溢れることがあります。
その際、希望している企業からのスカウト(逆求人)を見逃してしまう恐れがあるため注意が必要です。
予め設定で希望しない業界・職種・企業を除外しておくことで、スパムメールを減らすことができます。(全てのサイトに実装されているとは限らない)
マッチングが合っていないこともある
企業が求める条件と求職者の職歴やスキルをもとにマッチングを行いますが、合っていないこともあります。
理由としては、採用担当者の経験・スキルが低い、一斉送信のために条件を下げている、人手不足のブラック企業だから手当たり次第にスカウトを送っている場合などが挙げられます。
ブラック企業からスカウトが来る可能性もある
スカウト型転職サイトを利用している企業はホワイト企業だけとは限りません。
ブラック企業は通常の転職サイトで求職者から応募が来にくいので、逆にスカウトという仕組みを利用して求人を送ってくることがあります。
お断りの返信をした上で、設定で企業の除外設定をしておきましょう。
スカウトへの対応が負担になることもある
プロフィールが魅力的すぎてスカウトが殺到する場合もあれば、ブラック企業が手当たり次第にスカウトを送ってくることもあります。
その対応に労力を費やさなければならないため、負担になることもあります。
第二新卒のスカウト型転職サイトの使い方
第二新卒がスカウト型転職サイトを効果的に使う方法を解説します。
プロフィールを充実させる
プロフィールが充実しているほどスカウトメールが来やすいです。
そのため、キャリアが浅い第二新卒であっても、可能な限り具体的に入力するようにしましょう。
全体の8割を入力できていれば、何らかのスカウトが来るはずです。
届いた求人を取捨選択する
サイトによっては企業以外の転職エージェントからもスカウトが届くことがあります。
さらに、自分の希望とは全くかけ離れていることも多々あるため、届いた求人を取捨選択する必要があります。
放置をするとスパムメールのようになるので、丁寧に断っておくことも大事です。
設定で除外できる場合もあるので、機能をよく確認しておきましょう。
定期的にプロフィールを見直す
プロフィールが魅力的でない場合、スカウトが届く可能性は低いです。
そのまま放置していると時間を浪費するだけなので、定期的にプロフィールを見直すようにしましょう。
特に、新たな経験やスキルを得た場合は書き直すことによって企業の目に留まりやすくなります。
キャリアが浅い第二新卒だから上手く書けないと思うかもしれませんが、いきなり完璧なプロフィールを作れなくてもよいので、反応を見てこまめに見直していきましょう。
スカウトが来たら早めに対応する
複数のスカウトが届いてから応募しようという考えではチャンスを逃すこともあります。
企業には採用スケジュールがあり、それを過ぎてしまうと求人がクローズになってしまいます。
中には、書類選考免除のスカウトもあるため、希望に近い求人であれば、積極的に応募をしましょう。
第二新卒がスカウト型転職サイトを利用する際によくある質問
第二新卒がスカウト型転職サイトを利用する際によくある質問をまとめました。
現在の勤務先にバレないようにすることはできますか?
スカウト型転職サイトはどのサイトも設定をしておけば、現在の勤務先にバレないようにすることができます。
サイトによって仕様は異なりますが、特定の企業への非公開設定ができる項目があるので、プロフィールを公開する前に設定しておきましょう。
また、自己PRや志望動機など公開する情報の中に、個人を特定できるような情報を書かないようにしておくことも合わせてしておきましょう。
スカウトを頻繁に送ってくる企業に応募すべきですか?
応募すべきではないケースが多いです。
スカウトが来たら転職口コミサイトなどで企業の評判を確認すべきですが、頻繁に送ってくるような企業は評判が良くないことが多いです。
面接免除のスカウトは怪しくないでしょうか?
小さい会社であれば警戒すべきですが、大手であれば決してそんなことはありません。
経験・スキルに合致した人材であれば、採用工程を減らして選考を行うこともあります。