Webマーケティングの仕事に興味を持っているけど、どんな仕事内容なのか気になっていませんか？
実はWebマーケティングの仕事は複数の職種に分かれています。
求人募集では全て担当する場合もあれば、分野ごとに担当する場合もあるため、確認しておくと役に立ちます。
Webマーケティングの仕事に求められるスキルも合わせて記載したので、ぜひ参考にしてください。
Webマーケティングの仕事内容はWebを活用した売れる仕組みづくり
Webマーケティングの仕事内容は、新規顧客の集客と既存顧客の管理があり、求人は細分化して募集しているところが多いです。
何れもPlan（計画）・Do（実施）・Check（分析）・Action（改善）のPDCAサイクルに沿って行われます。
新規顧客の集客
Web広告（リスティング・SNS・動画）運用
Web広告はリスティング広告、SNS広告、動画広告、純広告、DSP、アプリなどがあります。
その中でも、Yahoo!やGoogleなどの検索結果に表示されるリスティング広告、TwitterやInstagramなどのSNSに表示される広告の運用・管理をする仕事が多いです。
Web広告運用の仕事は、ターゲットを明確化した上でWeb広告のプランニングを行います。それをもとにアカウント構築をして広告出稿を実施し、分析・改善を繰り返します。そして、運用結果を顧客にレポーティングします。
SEO対策
SEO（検索エンジン最適化）はYahoo!やGoogleの検索結果の上位に表示させる技術で、内部対策と外部対策があります。
SEO対策の仕事は、対策の目的を明確化してSEO戦略の立案をします。それをもとにキーワードリサーチ、コンテンツ作成、メタタグ設定、リンクビルディングを行い、分析・改善を繰り返します。最後に実装結果を顧客にレポーティングします。
コンテンツマーケティング（SNS・オウンドメディア・メルマガ運用）
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを作成し、それを活用してマーケティングを行うことを指します。
既存顧客の管理（CRM）
リテンションマーケティング
既存顧客に継続して再購入してもらえるように、Eメールを活用して、アクションを促すのがリテンションマーケティングの仕事です。
両方に共通する仕事
アクセス解析
Googleアナリティクスやその他解析ツールを用いて、Webサイトやアプリにアクセスしてきたユーザーの行動を解析します。
具体的には、Webサイトやアプリに任意の解析ツールのタグを設置して、データ収集と分析を行い、改善を繰り返します。
最終的に、CVR（コンバージョン）、PV（ページビュー）、アクセス数を向上させることが仕事の目的です。
LPO・EFO対策
LPOはランディングページ最適化、EFOはエントリーフォーム最適化の略称です。
ランディングページにアクセスしてきたユーザーが離脱しないように、ページの設計を行うのがLPO対策の仕事です。
一方で、EFO対策の仕事はランディングページからつながっているエントリーフォームでユーザーが離脱しないように設計します。
ランディングページとエントリーフォームの改善をする際は、解析ツールを利用してユーザーが離脱した箇所を判別するため、アクセス解析とセットの仕事です。
Webマーケティングの仕事に求められるスキル
Webマーケティングの仕事に求められるスキルには以下のものがあります。
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力（データ分析・戦略立案など）
- キャッチアップ能力
- PCスキル（Office系ソフト、簡単なプログラミング）
- Webライティングスキル
コミュニケーション能力
Webマーケティングにおけるコミュニケーション能力には、プレゼンテーション能力とオンラインでの会話力があります。
プレゼンテーション能力はクライアントや上司に対してレポーティングを行う際に必要です。
わかりやすく、スムーズに伝えられないと、適切なWebマーケティングの運用が行えなかったり、失注に繋がってしまいます。
オンライン上での会話力は、Eメール、チャット、オンライン会議システムを利用したリモートでの会話や会議の際に必要です。
Eメールやチャットは対面での会話と異なり、端的かつ正確に伝えないと、やり取りが増えすぎてしまいます。
また、オンライン会議システムは通信回線の環境によって、会話のタイムラグ、通信の遮断が発生することがある点と、クライアントの失礼にならないように目線にも注意を要します。
営業職ほどの高度さを求められているわけではありませんが、備わっていると仕事が円滑に進みます。
論理的思考力
論理的思考力があると、データ分析、Webマーケティング戦略立案、KPI設定などの場面に活かされます。
データ分析では、広告の管理アカウントやアクセス解析などから得られたデータを解析して、アクションプランを立てる際に役立ちます。
戦略立案では、目的を達成するためにどのようにアプローチをするのかを考え、具体的なプランに落とし込む際に活かされます。
キャッチアップ能力
キャッチアップ能力とは、新しい技術・知識が出てきたら、すぐに学んで業務に活かせるスキルのことを指します。
Webマーケティングは新しい技術が次々と出てくるため、常にアンテナを張って学ぶ姿勢が無いと、仕事の成果にも影響を及ぼすので、重要なスキルです。
PCスキル
Webマーケティングで求められるPCスキルには次のようなものがあります。
- Office系ソフトスキル（Excel、PowerPoint）
- Web・LP制作スキル（簡単なプログラミング）
- その他オンラインツールの使用スキル
Web制作スキルはWebディレクター・デザイナーではないため、高度なスキルが求められているわけではありません。
ノーコードツールも増えていますし、簡単な習性ができるくらいのプログラミングスキルがあれば良いです。
ただし、Office系ソフトやその他オンラインツールは使えるようになっておかないといけません。
Excelはデータ分析で使用しますし、PowerPointはプレゼンテーションに必須です。
その他オンラインツールはチャットやZoomなどが代表的ですが、同僚や顧客とコミュニケーションを取る際に必要になるので使えないといけません。
Webライティングスキル
Webマーケティングで求められるWebライティングスキルは、コピーライティング、記事作成、メールの文章作成、レポート・プレゼンテーション資料作成があります。
検索エンジンに表示される広告やSNS広告、Web里の記事などでコピーライティングが必要になります。目的達成のために、わかりやすく、効果的なWebライティングが求められます。
メールの文章作成は、既存顧客向けにメールマーケティングをよく行うため、わかりやすく、効果的な文章を作成することが求められます。
そして、Webマーケティングにはレポーティングやプレゼンテーションが付き物です。
上司や顧客に対して、わかりやすく、効果的な報告書やプレゼンテーション資料を作れることが必要です。
Webマーケティングの仕事に求められるスキルを身につける方法
Webマーケティングの仕事に求められるスキルはどのようにして身につければよいのか、方法をまとめまうぃた。
普段の業務で意識して取り組む
Webマーケティングの知識以外のポータブルスキルは普段の業務で意識して取り組むことで、身につけることができます。
例えば、コミュニケーション能力であれば、 対面・オンライン問わず普段から同僚や顧客と積極的に会話をすることで、課題や問題点を共有し、適切な対応策を打てるようになります。
PCスキルであれば、Excelでデータ分析に必要な操作や関数を意識的に使うようにしたり、PowerPointでの提案資料作成を積極的にこなすことで、身につけることができます。
ポータブルスキルはWebマーケティングの仕事に就かないと身につけられないわけではないので、普段から意識して仕事に取り組みましょう。
書籍・講座・スクールで学ぶ
Webマーケティングの知識やポータブルスキルは、書籍・講座・スクールで学んで身につけることができます。
今は書籍というよりも、Udemyのようなサイトで買い切りの講座を購入して、映像を見ながら学習することができるので便利です。
あるいは、スクールでWebマーケティングのスキルと一緒に身につけてしまうという方法もあります。
実務に近い形の方が学びやすいかもしれません。
