Webマーケティングの資格を取得しようと考えているけど、どれがおすすめか迷っていませんか?
そこで、おすすめのWebマーケティングの資格を職種ごとに解説しました。
Webマーケティングの資格と取得難易度
Webマーケティングの資格と取得難易度についてまとめました。
主なWebマーケティングの資格
Webマーケティングの資格は主に以下のものがあります。
- Yahoo!広告認定資格
- Google広告認定資格
- Meta認定資格
- Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
- Web解析士
- Webアナリスト検定
- Web検定
- ネットマーケティング検定
- マーケティング・ビジネス実務検定
- 統計検定
この中で実務に役立つ資格は、
- Yahoo!広告認定資格
- Google広告認定資格
- Meta認定資格
- Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
- 統計検定
の6つです。
必須でない限り就職・転職時に特別有利にならない
士業のような実務家登用試験と違い、Webマーケティングの資格は知識のレベルを確認するものです。
実務のスキルを判定するものではなく、求人の応募資格欄に必須と記載されていない限り、就職・転職時には特別有利になりません。
しかし、後述するブログ運営に取り組んでおくと、就職・転職の際に資格が活きてきます。
取得難易度と学習時間
取得難易度と学習時間は以下の通りです。
資格名 | 難易度 | 学習時間 | 学習期間 |
Yahoo!広告認定資格 | 低 | – | – |
Google広告認定資格 | 低 | 36時間 | 20日 |
Meta認定資格 | 低 | – | – |
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ) | 低 | ~20時間 | 7~10日 |
統計検定2級 | 中 | ~80時間 | ~6ヶ月 |
統計検定以外は取得難易度は低いです。学習期間も全て1ヶ月以内で収まります。
統計検定も士業のような難しさではないため、少し勉強すれば取得できます。
広告運用担当におすすめの資格
広告運用担当者におすすめの資格はYahoo!広告認定資格、Google広告認定資格です。
Webマーケティングスクールでも取得を推奨していたり、サポートしてくれます。
広告運用担当者の募集要項で記載されている
転職サイトでWebマーケティング(広告運用担当者)の求人を見ていると、募集要項の応募資格欄に必須の条件としてYahoo!広告認定資格、Google広告認定資格という記載をよく見かけることがあります。
このように書いている企業は、資格を持っていると一定の評価をしてくれる可能性がります。
他の運用型広告でも応用が効く
Yahoo!広告認定資格とGoogle広告認定資格で学んだことは他の運用型広告でも応用が効きます。
Facebook、Twitter、Lineなど媒体が違うだけで、管理画面の仕様や使い方はそれほど異ならないからです。
Web上で公式レッスンが提供されいてるYahoo!広告認定資格とGoogle広告認定資格を取得しておくと良いでしょう。
なお、FacebookにもMeta認定資格がありますが、転職サイトでは記載を見かけないため、重要度は低いです。
しかし、取得しておくと、Facebookやインスタグラムなどの広告を運用する際に役立つので損はありません。
Yahoo!広告認定資格、Google広告認定資格はどちらも無料で取得できる
Google広告認定資格は昔から無料で取得できます。
一方、Yahoo!広告認定資格は有料の時期もありました。
現在はプログラムが変更になり、無料で取得できます。
無料で知識の証明ができるので、必須・歓迎にかかわらず応募資格欄に資格の記載がある場合は、取得しておくと印象が良くなります。
SEO担当・Webアナリストにおすすめの資格
SEO担当・Webアナリストにおすすめの資格はGoogleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)です。
SEOを学ぶWebマーケティングスクールでも取得のサポート・推奨をしています。
SEO担当などWebマーケティング系の募集要項で記載されている
Webマーケティングの中でも、SEO担当やWebアナリストのような職種で、募集要項の応募資格欄の必須の条件として、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)と書かれていることがあります。
WEBサイトの運用・分析・改善にGoogleアナリティクスがよく使われるため、資格を持っていると、評価される可能性があります。
ウェブ解析士は維持が大変
解析系の資格の中で、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)と並んでよく挙げられるのが、ウェブ解析士です。
募集要項にも、まれに必須もしくは歓迎資格として書かれていたり、入社後の資格取得支援がある会社もあります。
転職後やフリーランスで仕事をする際に、クライアントに一定のスキルがあることをアピールできるという意味はあります。
しかし、ウェブ解析士は資格の取得や維持にお金がかかります。
特に、ウェブ解析士マスターの講座・認定試験費用を含む受講料は、マクロ解析コースとミクロ解析コースが各110,000円、講師養成コースが220,000円となります。
全部受講すると440,000円かかり、再試験は各33,000円もします。
そして、年会費は6,600円です。
そのため、コストパフォーマンスの面から、無理して取る必要はありません。
データ分析担当におすすめの資格
データ分析担当におすすめの資格は統計検定です。
データ分析系の職種の募集要項で記載されている
Webアナリストというよりは、CRMやデータアナリスト、データサイエンティストのような職種の募集要項で、統計検定が記載されていることが多いです。
例えば、必須or歓迎の経験・スキルのところに、「統計検定2級」「統計検定2級程度のデータ分析スキル」「統計学に関する基礎的な知識」と書かれています。
アクセス解析以外のデータも含めて分析するために必要
アクセス解析だけでなく、それ以外のデータも含めて分析をする際は扱うデータの量が増えるので、統計検定レベルの知識・スキルが必要になります。
PythonやRといったプログラミング言語を覚える必要はありませんが、Webマーケティングの場合は、Excelのアドインで統計学的分析ができるため、統計検定2級レベルの知識があると役に立ちます。
ブログ運営で経験・実績を積んでおくと良い
資格を取得して終わりにするのではなく、ブログ運営で経験・実績を積んでおくと良いです。
資格取得だけでは学んだだけ
資格を持っているだけでは学んだだけなので、意味がありません。
資格を活かしてブログ運営をするという経験・実績を積んでおくと、Webマーケティング未経験であっても就職・転職の際に評価してくれる会社があります。
経験・実績の具体例
- アフィリエイトサービスプロバイダ―(以下ASP)で紹介されている商品をもとにランディングページを作成し、広告運用をして商品を成約に結びつける
- ASPで紹介されている商品のジャンルのブログを運営する際に、設定したアクセス解析のデータを分析して記事の作成・見直しを行い、商品の成約に結びつける
このような経験・実績を積んでおくと良いです。