リモートワークの導入で、通勤の負担が減り、空いた時間を有効に使えるという声がある一方で、
「1人で黙々と仕事をするのは楽しくない」
「同僚にちょっとしたことを頼みにくい」
「仕事終わりに寄り道できなくなった」
などの理由で気疲れしている人がいるのも事実です。
特に、フルリモートは完全に出社しなくなるため、孤独も感じやすいです。
そこで、フルリモートが合わない時にすべきことをまとめてみました。
生活スタイルの見直しをする
フルリモートになると外出の機会が減り、運動も全くしなくなって、肉体的・精神的によくありません。
そこで、単純ですが、生活スタイルの見直しをしてみましょう。
仕事の前後・合間にウォーキングをしてみる
通勤のメリットはメリハリがあることです。
家を出て電車に乗り会社へ行くという一連の流れで気持ちの切り替えができていました。
しかし、フルリモートになるとずっと家にいるため、気持ちの切り替えができません。
そこで、仕事の前後や合間にウォーキングをしてみましょう。
運動不足の解消にもなりますし、仕事モードに切り替えやすくなります。
出社時と同じ時間に起きて仕事をする
リモートワークを導入している会社では、仕事の時間を前倒し・後ろ倒しできたりするところもあります。
通勤の負担がなくなるので、仕事の時間ギリギリまで寝るという人もいるかもしれません。
それはあえてせずに、いつも通りの時間に起きて仕事をしましょう。
特に、夜型の生活になると、生活のリズムが狂ってしまい、仕事にも支障をきたしかねません。
ちょっとしたことですが、もしこのような状態になっているのであれば、やってみて損はありません。
ハイブリッドワークができないか相談してみる
フルリモートという働き方が合わない時にはハイブリッドワークができないか相談してみましょう。
完全出社勤務を希望するのは実現性が低い
2020・2021年とリモートワークの導入が進み、2022年は出社に戻す企業も出てきました。
それでも、国の方針で、東京一極集中の分散と地域活性化のために、リモートワークでできる仕事はリモートワークでする方向になる流れになっていくでしょう。
少子高齢化で人材確保に必死な中小企業はチャンスと見ているところも多いです。
そのため、フルリモートを導入している会社で、いきなり完全出社を希望するのは実現性が低いです。
しかし、週2~3日の出社、つまりハイブリッドワークという形であれば、可能性は十分にあるので、相談してみる価値はあります。
自分だけ出社では意味がない
いくらハイブリッドワークの希望が通ったところで、自分だけ出社して、他に誰もいないのでは全く意味がありません。
同僚がいる中で仕事をしたい、コミュニケーションを取りたいというのが目的なので。
だから、出社日には一定の人数がいるようにするとか、チームでの仕事で会議のために集まる日を作りたいというように、ハイブリッドワークの相談をしてみましょう。
サテライトオフィス勤務ができれば同居人からのストレスもない
ハイブリッドワークは拠点以外の勤務場所で働くという意味も含まれています。
子供の声がうるさかったり、夫婦でリモートワークをする際にスペースが確保できないという事情がある場合には、サテライトオフィスがあればストレスを軽減できます。
もしくは、個人的に仕事場所を借りるのも1つの方法ですが、金銭的な負担が増えるのでおすすめはできません。
まずは会社にサテライトオフィス勤務が可能か聞いてみましょう。
働きながらオフィス勤務の会社に転職活動をする
ハイブリッドワークでさえも嫌という人は、会社に在籍しながらオフィス勤務の会社に転職活動をしましょう。
リモートワークだからこそ転職活動がしやすい
これまでの転職活動は日中に仕事をしているため、退勤後の19時以降に転職エージェントに相談したり、面接を受ける必要がありました。
ところが、リモートワークになると、平日に転職活動ができます。
特にフルフレックスを導入している会社であれば、勤務時間を前倒しできるため、夕方に面接を受けることも可能です。
そうでなくても、お昼は仕事をしながら食べて、昼休みの時間に面接を入れることもできます。
これであれば監視が厳しい会社でも転職活動はできます。
会社を辞めてからの転職活動は難しくなる
退職しても数ヶ月以内に決まるのであれば、まだいいのですが、期間が半年・1年と延びていくと、転職自体が難しくなります。
それは、すぐに転職が決まらない何か問題のある人と思われてしまうからです。
そういったことにならないように、転職活動は在職中にしましょう。
金銭的な不安はありませんし、転職活動が上手く行かなければ、今の仕事をそのまま続ければいいだけなので、リスクがありません。